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琥珀アクセサリーの選び方

ハートの中にハートが見えます

美しいジュエリー選びは とても楽しいものですが、安いお買い物ではないので迷うことも しばしばあると思います。デザインの好みを別とすれば、品質の良し悪しやジュエリーとしての価値なども気になるものですね。ここでは、アクセサリーとしての琥珀の選び方をお伝えいたします。


1.デザインについて迷ったら

<琥珀アクセサリーの背景>
琥珀アクセサリーは、日本では「年配の方のもの」「とても高価なもの」というイメージが、まだ根強く残っているようです。
これはアクセサリーに加工できる品質の琥珀が産出されるバルト海沿岸の国々が、ロシア(旧ソビエト連邦)領であったことが一つの理由のようです。
産出から流通まで、国家(ソ連)が権利をもっていた時代には、日本では今のように自由に琥珀を手に入れることができず、非常に高価であり、若い方には手に届かないものですので、デザインも自然とそのようなものになっていたのではないでしょうか。


琥珀アクセサリーの工房が多くあるリトアニアも、バルト三国としてソ連から独立したのが1991年ですから、ようやく15年の歳月が経ったところです。この期間にソ連の体制も変わり、琥珀の価格もデザインも変化しました。日本へもさまざまなルートで輸入されるようになり、今では幅広い年代の方に楽しんでいただけるデザインが入ってきています。


<迷ったら「派手めなもの」を>
琥珀アクセサリーの特徴は

  • 豊富なお色
  • 肌馴染みの良い“お色と触り心地”
  • 軽さ
  • 優しい光沢
  • 個性的な表情

    といったところでしょうか。

    アクセサリーですので、もちろんお好みでお選びいただくのが一番です。そのうえでもし、いくつかの候補からひとつを選び出すのに迷ったときには、「派手な方」「大きい方」を選択されることをお薦めします。
    (大きくなれば価格も上がってしまうので、売る立場でこのように申し上げるのは恐縮ですが、当店でのお買い物に限らず、他店でご購入の際にもご参考にしていただければ幸いです。)


    <琥珀アクセサリーの特徴>
    なぜなら琥珀の特徴である「肌馴染みの良さ」から、お顔うつりもお洋服にも すんなりと溶けこみやすいので、“想像よりは少しおとなしい”印象になるためです。一般のアクセサリーよりも、ちょっと冒険するようなお気持ちでお選びいただくとよろしいかと思います。逆に言いますと、思った以上にお洋服にあわせやすいアクセサリーだと言えます。
    また、琥珀は大変に軽いものですので、そのほかのアクセサリーでは肩が凝ってしまうようなサイズでも、気にならずにお使いいただけます。そして、大きくても違和感を感じさせないのが琥珀の不思議な魅力です。
    ぜひ琥珀ならではの大胆で個性的なオシャレをお楽しみください。


    <琥珀ジュエリー選びは「出会い」>
    琥珀の豊かな表情は、まさに「地球からの贈りもの」です。森と海に育まれた琥珀は、ひとつひとつが違う顔をもっています。それを大切に引き出した職人の技とあいまって、オンリーワンの琥珀ジュエリーが生まれます。

    上の写真の琥珀ルースは、ハートの中にもうひとつのハートが見える、とても珍しく愛らしいお品です。
    このように表情豊かな琥珀ジュエリーとは、思わぬ楽しい「出会い」があります。
    他にはひとつとして同じもののない豊かな個性をもった琥珀です。琥珀アクセサリーをご覧になって「ビビビッ」ときたら、それは大切な出会いかもしれません。そのように出会ったジュエリーならば、きっとお気に召して長くお使いいただけることと思います。


    2.琥珀の価値って?

    ダイアモンドの「4C(カラー・カット・クラリティ・キャラット」のようにはっきりとした判断基準があるものはわかりやすいけれど、琥珀はどうなの・・・?というお声をよく聞きます。そこで「琥珀の価値」について「4C」にならって少々お伝えしようと思います。


    <本物であるか>
    琥珀アクセサリーを選ぶときに、まず確認したいのは「本物であるか」ということです。近年、琥珀の人気が高まってきたことに伴い、残念ながらプラスティックを琥珀と偽って売ることがあるようです。これは琥珀に接する機会が増えると手触りなどでおよそ判断がつくようになりますが、心配なら「信頼できるお店から購入する」「極端に安いものは敬遠する」のが賢明かと思います。

    <カラー/琥珀の色>
    次に気になるのは琥珀のお色でしょうか。琥珀には200種類以上もの色があるといわれております。それぞれ産出量は異なりますが、特別なものを除いては基本的にどの色が価値が高いかということはありません。

    「特別なもの」として「ブルーアンバー」があげられます。「ブルーアンバー」はドミニカで産出される希少な琥珀で、蛍光物質が含まれていることで紫外線にあたると青く光ります。その他にも「メキシコ産レッドアンバー」(バルティックのレッドとは別のお色です)や「ブラックアンバー」などがありますが、いずれもその希少性から破格のお値段がついているものです。

    一般に流通しているバルト海の琥珀については、どのお色も同じと考えて差し支えありません。とくに「希少価値がある」ものはございませんので、大きさやデザイン、加工技術の違いだけとお考えください。

    <カット/琥珀のカット>
    カットについては、「手間」と考えていただければわかるかと思います。琥珀アクセサリーでいえば「インタリオ(裏彫り)」や「ファセットカット」が施されているものは「手間」の分、価格に反映されております。またこれには、「必要な原石のサイズ」も含まれます。例えば「ファセットカット」は原石を削る部分が多いので、同じ大きさのアクセサリーをつくるにはより大きな原石が必要になります。ただし丸い「カボション」に価値がないわけではありませんし、天然琥珀の風合いを生かした(磨かない部分の多くある)デザインのアーティストの作品などもあります。

    <クラリティ/琥珀の透明度>
    他の宝石と異なり、琥珀では「インクルージョン(内包物)」は忌避するものではありません。むしろ有名な「虫入り琥珀」などは大変に価値があると評価されますし、グリッターや気泡などの内包物に伴う変化が、琥珀に豊かな表情を与えてくれます。木の葉などの内包物に数千万年という時のロマンを感じ、好んでお選びになる方も多くいらっしゃいます。

    <キャラット/琥珀の大きさ>
    最後にキャラット(サイズ・重さ)は、大きく良質の原石が少なくなっていることから、大きめのものは価格に反映しております。他の宝石や金・銀などと同様に琥珀も産出量は減少しており、今後この傾向はますます強くなると思われます。


    ちょっと長くなってしまいましたが、ご参考になりましたでしょうか?
    琥珀ジュエリーは本物であることがわかれば、難しいことは考えずにお好みでお選びいただいてよろしいかと思います。