琥珀の選び方 その1
美しいジュエリー選びは とても楽しいものですが、安いお買い物ではないので迷うことも しばしばあると思います。デザインの好みを別とすれば、品質の良し悪しやジュエリーとしての価値など気になるものですよね。
ダイアモンドの「4C(カラー・カット・クラリティ・キャラット」のようにはっきりとした判断基準があるものはわかりやすいけれど、琥珀はどうなの・・・?というお声をよく聞きます。そこで今日は、「琥珀の選び方」についてのアドバイスを「4C」にならって少々お伝えしようと思います。
<本物であるか>
琥珀アクセサリーを選ぶときに、まず確認したいのは「本物であるか」ということです。近年、琥珀の人気が高まってきたことに伴い、残念ながらプラスティックを琥珀と偽って売ることがあるようです。これは琥珀に接する機会が増えると手触りなどでおよそ判断がつくようになりますが、心配なら「信頼できるお店から購入する」「極端に安いものは敬遠する」のが賢明かと思います。
<カラー/琥珀の色>
次に気になるのは琥珀のお色でしょうか。琥珀には200種類以上もの色があるといわれております。それぞれ産出量は異なりますが、特別なものを除いては基本的にどの色が価値が高いかということはありません。
「特別なもの」として「ブルーアンバー」があげられます。「ブルーアンバー」はドミニカで産出される希少な琥珀で、蛍光物質が含まれていることで紫外線にあたると青く光ります。その他にも「メキシコ産レッドアンバー」(バルティックのレッドとは別のお色です)や「ブラックアンバー」などがありますが、いずれもその希少性から破格のお値段がついているものです。
<カット/琥珀のカット>
カットについては、「手間」と考えていただければわかるかと思います。琥珀アクセサリーでいえば「インタリオ(裏彫り)」や「ファセットカット」が施されているものは「手間」の分、価格に反映されております。またこれには、「必要な原石のサイズ」も含まれます。例えば「ファセットカット」は原石を削る部分が多いので、同じ大きさのアクセサリーをつくるにはより大きな原石が必要になります。ただし丸い「カボション」に価値がないわけではありませんし、天然琥珀の風合いを生かした(磨かない部分の多くある)デザインのアーティストの作品などもあります。
<クラリティ/琥珀の透明度>
他の宝石と異なり、琥珀では「インクルージョン(内包物)」は忌避するものではありません。むしろ有名な「虫入り琥珀」などは大変に価値があると評価されますし、グリッターや気泡などの内包物に伴う変化が、琥珀に豊かな表情を与えてくれます。木の葉などの内包物に数千万年という時のロマンを感じ、好んでお選びになる方も多くいらっしゃいます。
<キャラット/琥珀の大きさ>
最後にキャラット(サイズ・重さ)は、大きく良質の原石が少なくなっていることから、大きめのものは価格に反映しております。他の宝石や金・銀などと同様に琥珀も産出量は減少しており、今後この傾向はますます強くなると思われます。
ちょっと長くなってしまいましたが、ご参考になりましたでしょうか? 琥珀ジュエリーは本物であることがわかれば、難しいことは考えずにお好みでお選びいただいてよろしいかと思います。
次回は「アクセサリーとしての選び方」についてお話させていただくつもりです。
(2007年4月4日 鮎川)






